ハイム育ちのキタキチョウ

ここ数年、ハイムでも黄色いチョウをよく見かけるようになりました。黄色いチョウといえば、モンキチョウ・キタキチョウなどがいますが、ハイムでよく見かけるのはキタキチョウがほとんどです。おそらく、ハイムで世代交代をしているのではと思い、あちこち探したのですが、探し方が悪かったせいか一昨年は結局幼虫を見つけられませんでした。しかし、昨年、ようやく見つけることができました。

3・4号棟のハギの細い枝に緑色の幼虫が何匹かいて、早いものは蛹にまでなっているものもいました。
上の写真がそうですが、2枚の写真のなかで、どこに幼虫・蛹がいるか分かりますか?
これまでにもこうして同じようにいたと思うのですが、うまく葉と同化してしまっているので見逃してしまっていたのでしょう。保護色で幼虫の色はハギの葉の色とそっくりです。そのため上手く背景に溶け込んで簡単に見分けにくいことも確かです。見つけるコツは、ただ漫然と見ているのではなく、まずハギの葉の喰い痕をみつけること、と気が付きました。ただし、ハギの葉を喰うのはキタキチョウだけとは限りません。コガネムシやゾウムシの類も好んでエサにしているようです。

昨年は幼虫を何匹かをハギの枝ごと持ち帰って、飼育箱の中で羽化するまで観察してみました。以下がその時の写真です。

飼育をはじめて、すぐ蛹(下)になったものと、前蛹(上)。

 

羽化した直後。抜け殻に捕まって翅を伸ばしている。

 

その後、放蝶。

(Henk)

参考 蝶図鑑 キタキチョウ  モンキチョウ

ハイム育ちのキタキチョウ” に対して2件のコメントがあります。

  1. ageha より:

    今まで漫然と見ていたハイムの木々ですが、こうしてみるといろいろな物語があるのですね。

    1. Henk より:

      Agehaさん
      ハイムの木にいる青虫を見つけて、ワンちゃんの散歩のコースを少し変えて、定点観察をしてみるのも面白いですよ。それなら飼育のようにエサの手当ては心配ないですし、青虫から2-3週間もすれば蛹になりチョウになる所が見られます。次のシーズンには是非どうぞ。
      Henk

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