梅雨の合間のアサギマダラ
今年は梅雨入り宣言の前に梅雨のような日が何日か続いたが宣言後は意外と雨の量も少なく、筆者の住んでいるあたりではどちらかと言えばカラ梅雨かと思わせるくらい。そんな梅雨の中休み(五月晴れとはいかなかったが)の日に、高尾山へ。雨こそ降ってはいなかったがどんより曇り空。山道を歩きながら肌で感じた湿度は100%近い。肌にべったりと湿った空気が纏わりつく。そんな山道で往きも帰りもアサギマダラが優雅に飛んでいるところを目にした。そっと手を伸ばせば、楽々掴めそう。だが、なかなか止まらず、あたりを悠然と低く飛ぶので、驚かさないようにそっとしばらく後をついて歩いた。辺りには吸蜜できるような花は咲いてはいない。
道端で見つけたギンリョウソウはもう今年は終わりかけて黒ずんでいた。少し来るのが遅かったようだ。
(Henk)
参考 蝶図鑑 アサギマダラ