探蝶漫遊記 ⑯ぞくぞく登場 タテハチョウ (石垣島遠征)

冬枯れの期間が長くなりどうしても蝶の姿が見たくなったので2月10日から13日という日程で初めて石垣島に行ってきました。台北から約270キロという石垣島では「越冬」の必要がないため蝶たちは1年中、ある意味だらだらと世代交代を繰り返しています。それでも真冬・真夏の時期は余り活動しないため、いい時期に行ったわけではありませんが気温が上がるといろんな蝶が飛び出してくるのが確認できました。何回かに亘って旅日記風に紹介していきます。 mats

アオタテハモドキにさんざん遊ばれてへとへとになって牧場を出たところにいたタテハモドキ。いずれの蝶もタテハチョウ科であり、なぜ「モドキ」とつくのか謎・・・色こそ違え、紋はよく似ている。

アオタテハモドキ、タテハモドキに続いて現れたイワサキタテハモドキ。またまた「モドキ」。ここ何年も発生しているらしいが「迷蝶」(定着はしないが、台風などの風に乗って飛来し一定期間発生する蝶)扱いで、本来の分布域はフィリピン、パラオ諸島ほかの南方地域。台北からの距離もおおよそ270キロくらいでありいろんな蝶が風任せに飛来するのは理解できる。それにしても太陽と青空に恵まれ気温が上がるとこの季節でもいきなりいろんな蝶が出てくるのには驚いた。

次から次へと蝶が出てくる。ヤエヤマイチモンジのメスがかなり上の方の葉にとまっていた。リュウキュウミスジより一回り大きくメスにも風格がある。

そして、テリトリーを張っているヤエヤマイチモンジのオスの勇姿。それほど大きくはない。メスもなかなか風格があるが羽は「ミスジチョウ」紋様なのに対し、オスは文字通りイチモンジでりりしく、いかにも飛ぶのが速そうでカッコいい。

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