多摩川 ルリシジミ開翅と花たち

一気に暖かくなるかと思いきや、気温は下がる、雨は続くと出鼻をくじかれました。サクラが咲くとなぜかいつもこうなる・・・mats

ぱらついていた小雨が止んで気がついたのは稲田堤の路傍の小さな広場の地面に止まっているルリシジミ(オス)。陽が差してくるとゆっくりと開翅してくれました。勤務中につき手元不如意ですが、こんな時便利なのがスマホ。色によって、特に青系は発色に難ありと思っていますがこれはきれいに出ているようです。

⇒ 参考 蝶百科図鑑 ルリシジミ

↓通勤路上の二ヶ領用水のサクラ。蕾混じりで咲きかけたとき、及び、散りつつあるときの水面に浮かぶ花筏(はないかだ)は好きですが、木が丸ごと満開状態の全景はそのエネルギーに圧倒されちょっとげんなりしてしまいます(極めて個人的意見)。

↓ 足元に目をやると用水廻りの道路脇の割れ目にあちこちスミレが咲いています。緑地や里山のタチツボスミレより趣があって好きな花ですが、ツマグロヒョウモンの大事な食草でもあります。

↓ このスミレ不思議な増え方をします。以前の記事の一部抜粋です:

春には紫の花を咲かせますが夏以降、花抜きで、蝶を含む昆虫の世話にならずに自分で受粉してしまう蕾のようなもの(閉鎖花と呼ばれています)が頭をもたげます。尚、このスミレの蕾のような閉鎖花は3つに開いて(右上のように)種ははじけ飛びますが、そこから先は種についている甘味のおかげでアリにあちこちに運ばれて繁殖領域を広げます。写真の右下は閉鎖花が三つに割れて種を飛ばそうとしているところです。ツマグロヒョウモンはこの段階ではスミレにとって受粉の役には立たず、大事な葉を食べるだけの敵ということになります。赤黒の毒々しい毛虫(3齢~終齢)がツマグロヒョウモンですが、毒もなければ、トゲもフニャフニャにつき見かけ倒しです。

⇒ 参考 蝶図鑑 ツマグロヒョウモン

 

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