花の色は移ろう 多摩川

春から初夏、そして本格的な夏への移行期間である梅雨の時期、身近なところでは蝶の種類も数も少なくなっています。 mats

裏の多摩川では、何種類かの蝶は見られますが、4~5月に比べると端境期のようで種類も個体数も多くはありません。そんななかでも、元気な蝶たちのトップはアカツメクサで吸蜜するツマグロヒョウモンのメス、前翅の付けねからツマ(褄)にかけての ピンク ⇒ 煌めく青藍 ⇒ 白 ⇒ 濃紺 の配色は絶妙です。最近20~30年でこのあたりでもごく普通に見られるようになり用水脇のスミレや園芸用のパンジーにも幼虫がついているのが観察できます。温暖化に加え、パンジーの普及もこのタテハチョウの繁殖に繋がっているようです。次は、ベニシジミ、早春の翅表の煌めく橙色は夏にかけて世代交代とともにどんどん黒くなり、気温が下がる晩秋で再度、紅葉のような燃える煌めきが復活したあと冬を前に蝶は力尽きます。そしてあとに続く幼虫たちが次世代を担って冬を越し翌春には煌めく橙色で羽化するという永遠の営みを繰り返します。

⇒ 参考 蝶百科図鑑 ツマグロヒョウモン ベニシジミ

↓ ベニシジミ ヒメジョオンで吸蜜

多摩川土手、河川敷とも季節の進行による花の移ろいとともに表情を変えます。

↓ 4月中旬の多摩川(上河原堰) アブラナ

↓ 5月中旬 紫のナヨクサフジ、黄色のキバナコスモス

↓ 6月中旬 ハルシャギク

↓ 今の時期、全盛のハルシャギク アップ

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