ミドリシジミと カ、カ、カ・・・ 

前回、再チャレンジを誓ったミドリシジミの話題です。 mats

前回、埼玉の森林公園を訪れたのはすでに2週間前なので、当時から出ていたオスの翅はかなり傷んでいるだろうが少し遅れて出てくるメスはまだ新鮮かもしれないという淡い期待を抱いて朝6時30分に現地着。歩き回るうちに足もとから飛び立ち近くの下草にとまったのはオス、翅はすれていますが文句は言えません。とりあえずボーズ(エモノなし)は免れたと一安心とはいえ直射日光に当たっているので緑の金属光沢はあまりしっとりとした感じにはなりません。また、ひとつ飛び立ち下草にとまり開翅したのは期待していたメス、ただ残念ながら、赤班(A型)、青班(B型)、或いはその両方が出る赤青型(AB型)でなく全部褐色のO型の個体でした。午前中に戻らなければならないため少し焦って歩き回っているとまたまた足もとからフラフラと飛ぶ個体、そして見えたのは青班が大きく目立って輝くB型のメス! 目の高さの葉にとまりました。さあ開け!と祈るのですがピクリとも動かず。もう既に明るいので伝家の宝刀LED懐中電灯で照らしても効果なしで根比べに突入です。20分経過、私の方の時間切れが迫ってきて・・・結局、願い叶わず葉上の冷徹なメスに別れを告げて帰路に就きました。

⇒ 参考 蝶百科図鑑 ミドリシジミ  クロコノマチョウ

⇒ 動画 ミドリシジミのスリスリ (後翅をこすり合わせる動作でその後よく開きます。結局開かず、というか開いたと同時に飛び去り・・・)

↓ 全面褐色のO型タイプは最も地味なメス

今回ひどい目に遭ったのは異常な蚊の多さ、カメラを構える両手にそれぞれ5~6まとわりついてきます、全身周りは蚊だらけでそんなにうまそうな血のにおいがするのか??? 昨夜の重い赤ワインのタンニンが関係するのだろうか?などとつまらないことを考えながらも随分献血してしまい翌日の両手の甲は無残な状態でした。

↓ 現れた青メス、見るからに新鮮。開いてさえくれたら思い残すことはなかっただろうに・・・

↓ 以前の写真。B型のメス。今回と同じ場所で羽化直後に葉を這い上っているのに遭遇したところ、途中で落下して下草の根元でもがいているので助け出してやった時の手乗り写真

↓ おまけ画像のクロコノマチョウ。ここでは初見

 

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