探蝶漫遊記 ⑪コウトウシロシタセセリほか (石垣島遠征2)

今年の2月に訪れた石垣島、余り蝶が活動しない時期であることに加えて天候も良くなかったため撮り残した蝶が少なからずありました。そこで思い立って10月中旬に再訪したので何回かに亘って紹介します。尚、前回の石垣島遠征記は3月2日~4月6日(20回)に投稿しています。 mats

屋良部(やらぶ)林道でテリトリーを張るコウトウシロシタセセリのオス。生田緑地でも見かけるダイミョウセセリにも似てはいるが後翅の白帯が大きく上品な印象がある。南西諸島に生息するセセリで余り多くはないようで前回今回を通じて見たのはこれ1回だけであった。尚、コウトウは台湾南東沖にある島の旧地名(紅頭嶼(こうとうしょ))からきている。下はクロセセリ、こちらも白紋が大きいが九州南部~本州西部、四国南西部まで生息。

セセリ類も関東周辺では見かけないものばかりなので興味深い。下はクロボシセセリ。幼虫時代ヤシを食する変わり種で南西諸島から九州南部に生息している。最下段はタイワンアオバセセリ。どう見ても青くも緑でもないので名前が?ではあるが石垣島を中心とする八重山諸島に生息。

↑ クロボシセセリ       ↓ タイワンアオバセセリ

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