追憶のハグロトンボ 番外

雨ばかりでうっとうしい日が続きますが僅(わず)かな晴間や曇りのタイミングで散歩すると・・・ mats

夕方に近所の二ヶ領用水を散歩しました。用水脇の小径はヨシやジュズダマが茂り過ぎて歩きにくくなっていますがしばらく歩いていると市による水際の草刈りが進められていていかにも殺風景・・・そんな中で元気なのはハグロトンボ。かなり敏感なようで、歩いていると1メートル先くらいから黒っぽいトンボが次々にヒラヒラといった感じで飛び立ちます。それにしても数が多い。上は尻尾のような「腹」の部分が緑の金属光沢のオス(メスは黒っぽい)。このハグロトンボ、子供の頃に暮らした京都の蹴上(左京区)から登った九条山の家の横に谷川が流れていてそこにもたくさん生息していました。黒い翅、緑に光る尾っぽ、大きな目玉は幼稚園児であった頃の記憶に深く刻み込まれているらしく、ヒラヒラ飛んでいる姿を見ると時空を越えた興奮が蘇ります。

 ↓ 水面を背景に緑の金属光沢 が映える

 ↓ 全体に黒っぽいメス(前)。後のオスの翅は前方から見ると青っぽく変化する

 ↓ メス、無彩色系で纏めたかったが・・・それに撮った時は気づかなかったが細長く小さなクモがすぐ下にいる! 小さくてもやっぱり苦手・・・

 

追憶のハグロトンボ 番外” に対して2件のコメントがあります。

  1. Henk より:

    matsさん
    ハイムでもハグロトンボは時々見かけます。おそらく、二ヶ領用水か多摩川あたりから飛んできていると思います。添付の写真は先日ハイムで撮ったもので朝日を浴びていますが、私のハグロトンボのイメージはと言えば、陽がまだ高く昇らない早朝か少し薄暗くなりかけた夕方などに地面すれすれに低くヒラヒラと飛ぶ姿です。確かに何とはなしに郷愁をそそられますね。

  2. mats より:

    Henk さま
    郷愁、ノスタルジー・・・そうなんです。トンボのわりにはヒラヒラとどちらかというと弱々しく暗い谷川の川面を飛ぶ、ちょっとばかり「幽玄」なイメージが画像付で頭の中のハードディスクに格納されています。北穂高のガレ場急斜面を登っていたときに上の方から50cm角くらいの岩が斜面を飛び跳ねながら私に向かって落ちてきました。その時の恐怖の画像は音声付で格納されています。いずれも半世紀以上昔の記憶。ふと気がついたのはこのごろ、というかこの2~30年、五感を伴う鮮烈な記憶が減少傾向にあるのに気がつきました。新しいことに出会わなくなったのか、感動しなくなったのか、それとも物忘れが良くなったのか・・・?

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