救済したジャコウアゲハの羽化
4月に救済したジャコウアゲハの二つの蛹のうちの一つが今朝(5月20日)羽化した。メスである。しかし、もう一つは蛹が次第に黒くなってきたので羽化が間近いかと思っていたが、それはどうも途中で死んで黒くなっていたようだ。写真に見える黒っぽい蛹がそれで、このメスの蛹の抜け殻は右後翅の下にわずかに見えている。ともかく一つは無事羽化できた。もし、救済せずにそのままにしていたら、この蛹がいたところは既に大規模修繕の網をかけられていて今頃は網の中。我が家にももうそこまで網が迫っていて、すぐに飼育箱のチョウと同じ状態になる。ということで、この1頭が今年このベランダから放してやれる最後となった。「一時的なオアシス」ではウマノスズクサも順調に育っているので、卵を産みに帰って来てもらいたいものだ。
(Henk)
参考 蝶図鑑 ジャコウアゲハ 「ジャコウアゲハ特別救済措置」
あまりコメントを書くのは気が引けるのですが、書かずにはいられません。
無事に羽化できておめでとう。
ため息が出るほどきれいな無垢の蝶ですね。
Sophiaさん
いつもこのサイトを応援していただいて有難うございます。
今回も余計はお世話と思いつつ助けた蛹でした。こうして無事羽化できたものを再び自然の中へ放してやれたことで飼育者としてホッとしています。なかなかの美形でした。