ジャコウアゲハ特別救済措置

ここ数年続けているベランダでのジャコウアゲハ飼育だが、今年は3月から始まった建物の大規模改修のため今まで通りの飼育は断念せざるを得なくなった。飼育しないので不要になるウマノスズクサの鉢植えをすべて処分するかどうかずっと迷っていたが、迷った末に決めた。住人がベランダで育てている多くの鉢植えの植物をマンション構内の指定場所にその期間だけ一時避難させてもらえることになったので、思い切ってウマノスズクサの鉢もその仲間に入れさせてもらい4鉢ばかり(?)いっしょにそこに避難させることにしたのだ。その鉢にもようやく新芽がでてきたところだ。大きくなれば行灯仕立てにする。しかし、こんな鉢が4つくらいでは、大食漢の幼虫が数匹いるだけでひとたまりもないかもしれない・・・。

近い将来、幼虫が小さな、しかし大きな問題を起こすことは容易に想像できるが、それはそうなった時に皆さんに頭を下げて丁寧に説明しようと思っている。何はともあれ、メスが卵を産みに来てくれて卵が孵化してから先の話なので、それまでじっと様子を見ることにしよう。

それとは別に、もうすぐ建物の周りに足場が組まれ全面に網がかぶせられることになっている。その作業はもう順次始まっている。しかし、羽化はもうすぐだと思うのだが、昨年蛹になったものがまだいくつか壁にはりついたままなのだ。そこで、余計なこととは思いながら、取りあえず気が付いた二つだけ蛹を壁から無理やり剥がして避難のため飼育箱に入れた。羽化すれば放してやろうと思っている。まだ気が付かぬところにあるかもしれない蛹は網をかぶせられた後で羽化しても外に出られないかもしれないが、それはそれでやむを得ない。今気が付いた奴だけでも救済することにしたのだ。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ジャコウアゲハ

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