チョウの観察会に参加して(3)

観察会の主眼はあくまでも観察であり、撮影ではありません。もちろん、ちゃんと観察もして写真も撮れればそれに越したことはありませんが、たくさ見られたたオナガアゲハ・カラスアゲハ・モンキアゲハなどアゲハ類は速く、しかも高い所を飛ぶのでなかなかいい写真は撮れず、しかも下から見上げるとどれも空を背景に黒いシルエットしか見えません。したがって、体形の特徴でオナガアゲハかあるいはカラスアゲハかを判断せざるを得ないこともありました。そんな中、低い位置で動きの比較的少なかったのがこのメスのオナガアゲハでした。

スジグロシロチョウは地面に近い所を飛んで、こうして止まってくれました。

それに比べ、次はじっとしているチョウの幼虫たちです。
アカタテハは通常食草であるカラムシの葉を器用に糸で綴った巣の中にいるのですが、この幼虫は巣を作り直そうとしていたのか葉の上にいました。そばには他の幼虫がいる巣も見えます。

次の幼虫はなんと参加していた小学生が道端の草の中で発見したのですが、先達によればめずらしいミドリヒョウモンの終齢幼虫のようです。食草であるスミレはその近くには見あたらなかったので、蛹になる場所を探して歩き回っている途中だったのかもしれません。

(Henk)

参考 蝶図鑑  オナガアゲハ  スジグロシロチョウ  アカタテハ

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