オオムラサキ2度目の挑戦

7月8日は今年のオオムラサキ2度目の挑戦だったが、なんだかよく分からないまま終了することとなった。というのは、7月2日は例年より個体数が少なく、本格発生はまだ少し先だと感じたので、満を持して8日に再度挑戦したわけだ。しかし、どうもその読みも間違っていたかもしれない。既に発生した場所からはあちこちの樹液を求めて分散してしまっているような感じさえした。それならということで、樹液の出ている場所をあちこち探したが、こちらも例年よく見られた場所にも1頭も姿がない。これはどういうことか?今年はこれまでに発生した個体数そのものが少な過ぎるのか、あるいは今年は何らかの理由で発生時期が例年よりも大幅に遅れているのか?

因みに、羽化したてのオオムラサキは地面や人工物などに止まりしきりにミネラルを吸収しようとする習性があるようだ。樹液に群がるのはそのあとのことらしい。その意味では、個体数こそ少なかったが、2日も8日も地面や古い民家の軒先や壁に止まり黄色い口吻を伸ばし、ミネラル補給に余念がなかった。その時期を過ぎると、樹液を求めて移動しその場所からは姿を消してしまうようだ。

今回我々の移動の途中にも単体で飛んでいるオオムラサキを何度も見かけたし、二度も走る私の車にぶつかるハプニングもあったので既に広い地域に分散し始めているようにも思えたが、まだ樹液に来てないところから判断すると、本格発生はさらに少し先になるのか・・・、よく分からない。疑問は解けないままではあったが、8日に撮れた中の何枚かをご紹介しよう。ただ、背景はいつものこと地面とか物置小屋などのあまり冴えない人工物が多いが、それは彼らの習性からくるものなのでご理解頂きたい。

(Henk)

参考 蝶図鑑 オオムラサキ

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