暗がりのクヌギ食堂 オオムラサキ

前回までのオオムラサキの写真は地面にとまっているのや飛んでいるのが多かったため、やはり樹液に他の蝶や昆虫たちとガヤガヤと集まっている典型的なクヌギ食堂の様子を撮りたかったのですが・・・ mats

なぜ、オオムラサキや昆虫(カナブン、カブトムシ、クワガタ、スズメバチその他)はクヌギに集まるのでしょう? 答:幹の表面から出ている樹液を舐(な)めに来ているのです。ごつごつしたクヌギの幹の表面に穴を開けてカミキリムシが産卵したり、ボクトウガという蛾の幼虫がかじったりした結果、樹皮の下にある師部(光合成により作られた栄養分を全体に行き渡らせるための師管がある部分)と呼ばれる層を傷つけると、菌や害虫から自らを守るために木が分泌するのが樹液です。クヌギの樹液は甘いため特に昆虫たちに好まれます。狙いをつけていたクヌギの大木、予想通りにオオムラサキは来ていたのですが、一つ問題が・・・暗すぎる!

それに、地面にとまっている時とは異なり、翅を開くのは、飛来したとたんの僅かな間、樹皮上を歩いて移動する時、或いは周囲のカナブンやスズメバチを威嚇する時に限られ、いずれもパタパタっといった程度なのでなかなか撮影に到りません。樹液が出ているのが時間の経過により陽が当たるという場所でもないので、ここで、伝家の宝刀「LED懐中電灯!」。まさにドラエモンがポケットから取り出した道具といった雰囲気で、照らしながら撮影したのが下の二枚です。樹液がロウのように固まっていていかにも甘そうですね。

参考 蝶百科図鑑 オオムラサキ

 

 

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暗がりのクヌギ食堂 オオムラサキ” に対して2件のコメントがあります。

  1. Sophia より:

    クヌギ食堂というよりは、なんと神秘的な場所に見えるのでしょう。
    この世とは思えない異次元の生命の世界、それを写真で拝見できるのは、おおっ!現代の「LED懐中電灯!」のお陰!とは。
    ここで笑ってしまいましたが、写真に緑の木々が写っていなかったら真夜中の撮影かと思ってしまうところでした。

  2. mats より:

    LED効果で神秘的に見えていますが、実はこの食堂はぶっそうなお店で、撮影したときはたまたま
    席を外していましたが、常連客に恐ろしいのがいるのです。そうです、それはスズメバチ。オオムラサキは流石王者でちっとも恐れてはいないようですが、私たちはスズメバチがいるとこわくて近寄って接写する気にはなりません。

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