春が待ちきれぬか

この日、空気はまだ冷たく気温も10度に届いていないと思うが、陽射しはもう春のものだ。ということで近くの生田丘陵まで散歩に出て、そこで久しぶりにオスのウラギンシジミを見つけた。どこか葉陰で越冬していたものが陽射しに誘われ出てきたようだ。チョウも人間も似たようなことをしているものだ。
側溝のコンクリートの上で日向ぼっこをしていたので、挨拶代わりにそっと指に乗せてみた。翅は少し傷んではいるがまだまだ元気、しかし夏場のあの機敏さは全く感じられない。半分寝ている感じさえする。そばにタンポポが咲いていたので、お節介で止まらせてはみたが一向に口吻を伸ばす気配はない。やはり花の蜜にはあまり興味がないのか。この辺りはタヌキも出没するのでどこかでタヌキの糞でも見つけるか。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ウラギンシジミ

春が待ちきれぬか” に対して2件のコメントがあります。

  1. ageha より:

    いい写真ですね! 自分の身体からするとバカでかい人間の気配は感じると思うけれど、チョウは人を敵だとは思っていないのかな? それとも、この人なら大丈夫と人を見る目があるのかしら?

    1. Henk より:

      agehaさん
      有難うございます。
      今回すんなり手乗りしてくれたから言うのではないですが、このチョウは「人を見る目がある」と信じたいですね(笑)。少なくとも危害を加えられないことくらいはチョウにも本能的に分かるのではないでしょうか。ただし、確認のしようはありませんが・・・。

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