久しぶり!ギンイチモンジセセリ
霧雨が降ったり止んだりなので、こんな日にわざわざ散歩もあるまいと思いつつも傘も持たず多摩川土手までぶらりと出かけてみることにしました。この判断が結果的には良かったのでした。こんな天気にはチョウも飛ばないだろう。しかし、思わぬチョウと久しぶりに出会うことが出来たのです。ギンイチモンジが写真のように草の上にじっと止まっているのを発見したのです。一昨年(2019年)10月の台風による多摩川大増水でハイムから最も近い多摩川の河川敷は激変し、それ以降ギンイチモンジセセリは殆ど姿を消していたので、これは2年ぶりのご対面でした。ちょっと興奮しました。matsさんは、その後何度かは姿を見ているのですが、それは本当に偶然のようで、以前のようには見られていませんでした。私が大増水の約1か月前に写真を撮ったのが下段の写真です。
ともかく、これからしっかりと定着して、この偶然のような一回だけではなく何度も見られることを期待したい。
(Henk)
参考 蝶図鑑 ギンイチモンジセセリ
いや~、これはビッグ&グッドニュース! 初々しいギンイチ! 私は一昨年は見たのがただ一つ、そして撮影。そして今年もやはり、見たのがただ一つ、撮影も一回でそれきりだったのでここらへんではギンイチが限りなく絶滅に向かっているのではないかと心配でした。でも、しぶとく命の糸を繋いでいたのですね。なんとかあの台風19号以前のずいぶん見られた元のような状態に戻ってほしいものです。声援を送るしかないので、頑張れ!
セセリチョウの中でもギンイチモンジセセリの飛び方は心なしか弱々しい。イチモンジセセリなどのようにピューッと高速で飛んで視界から姿を消すようなことはないかわりに、なかなか止まってくれない。なので見つけた後はカメラ片手にヨタヨタ飛ぶのを追いかけてススキをかき分け走り回ることになる。これもまた楽しいものです。この日は雨上がりということもあってジッとしていてくれましたが。
準絶滅危惧種になっており、全国的には次第に生息範囲が狭くなっているようですが、なんとしてもこのハイム近くの多摩川からは消えないで欲しいものです。