優雅なるアサギマダラ
個人的なことですが、アサギマダラは筆者の気に入りのチョウの一つです。某月某日、この日は久しぶりに好天に恵まれました。アサギマダラのゆったりと飛び、花に遊ぶ姿を心行くまで楽しみました。
アサギマダラは大型で体重が比較的重いので、止まる花によっては往々にして仰向けに近い形でぶら下がるようになりやすく、翅を開いて正対した写真が意外と撮りにくいのです。今回も何とか一枚だけ3枚目の写真は正面から撮れました。因みに、アサギマダラが止まっている植物は、上から順にマツムシソウ、ヒヨドリバナ、サラシナショウマ、ヒヨドリバナです。
この写真は、筆者がキジョランに止まるアサギマダラの姿を数年前に螺鈿蒔絵で制作したものですが、偶然にも今回の写真が似たポーズになっていましたので参考までにご披露しました。余談ながら、漆自体は純白を表現できない(ベージュ色にしかならない)のと、螺鈿の貝で浅黄色の透けた感じを出すのもこれまた難しく、結果的には似て非なるものになっております。
(Henk)
参考 蝶図鑑 アサギマダラ