サトキマダラヒカゲ

梅雨入り前から梅雨のような天気が多かった。久しぶりに生田緑地に行ってみたが、その日見たチョウと言えばモンシロチョウ・コジャノメ、それとこのサトキマダラヒカゲだけだった。曇り空とはいうものの、何と寂しいことか。まさにチョウの端境期のようだ。
サトキマダラヒカゲと言えば樹液が出ている木に止まっている印象が強いが、この日は珍しくヨシの葉に止まって静かに揺られていた。この個体は相当にくたびれていて、今年発生した個体とは思えないほど。まさか、成虫で越冬したとも思えないが。今、生田緑地はコナラやクヌギなどがナラ枯れになり、1-2年前まで樹液を出していた大木がバッサバッサと切り倒されている。樹液を当てにしていた昆虫たちにも少なからず影響があるだろう。伐採工事などのために我々も近づけない(立ち入り禁止)区域がたくさん指定されている。

(Henk)

参考 蝶図鑑 サトキマダラヒカゲ

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