コムラサキ登場!
中野島近くの多摩川にもコムラサキがいることを己が目で確認できたのは昨年秋口のこと。確かに河川敷にたくさんヤナギの木は生えていることは知っていはいたが、そこにコムラサキがいるとは思いもしなかった。それまで荒川河川敷などでは見ていたが、やはりヤナギがあればコムラサキがいても不思議ではないということだ。それ以降、来シーズンこそは観察してやろうとずっと待っていた。
数日前からヤナギの木の周りを飛び回る姿をチラチラ見てはいたが、意外に飛ぶスピードが速いのと、少しの風でも大きく揺れるヤナギの混んだ枝葉に邪魔されて、写真にはできていなかった。それがこの日は、多少暑かったこともあったのか、ヤナギの枝で樹液を舐めているところに出会った。それが冒頭の写真だ。時折翅を開閉するのだが、立っている場所の角度が悪く翅を閉じたところしか撮れなかった。羽化からあまり時間が経っていないあまり傷んでいない新鮮な個体のようだ。次は、翅表の青い怪しい光をとらえてみたい。これからがチャンスだ。
(Henk)
参考 蝶図鑑 コムラサキ