高尾山山頂シリーズ最終回です。スミナガシを撮影して一息入れようと腰を下ろして空を見上げると目の前の5~6メートルの楓の木の上から金緑色に輝きながらタマムシが飛び立ちました。独特な飛び方なので距離があってもすぐにそれとわかります。上の写真は同じ高尾山ですが2年前に台風により大木が何本も倒れ、その倒木にタマムシやカミキリがたくさん集まった時に撮ったものです。幼稚園まで過ごした京都の蹴上九条山(信じられないことに、今では「ヴィラ九条山」というフランスの国外文化施設としてはもっとも名高いもののひとつが建てられています)の谷の斜面に10mくらいのエノキの木がありそこにタマムシがむらがっていました。採りたくてたまらないのに道からは離れていて小さな網ではとても届かず悔しい思いをしていたところ、すぐそばのお寺の若い衆が物干竿の先に網をくくりつけて一匹とってくれ大喜びしたのを覚えています。美しい羽の輝きは構造色と呼ばれるもので年月を経ても劣化しません。法隆寺の国宝「玉虫厨子」は1400年前の飛鳥時代の作ですがまだ一部にその輝きが認められます。

mats 番外編

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