アオスジアゲハのランデブー

ようやく最近になってアオスジアゲハの姿をよく目にするようになった。それでも、例年に比べると数が少なくなったように感じられる。
この日、アオスジアゲハが1頭珍しく地面すれすれに飛んでいた。そこへ上空からもう1頭が突然近づき、2頭が筆者の目の高さでもつれあいながら同じところを行ったり来たりしながら飛び始めた。どう見てもオス同士のバトルではなく、雌雄のランデブーのようだった。普段は単独で梢の先とかの高い所を高速で飛ぶのだが、この時は比較的ゆったりと飛んでいる。それでも飛ぶスピードは速く、やおらカメラを構えたが、2頭を一緒にとらえることは容易なことではなかった。光線の具合も最悪。何回かシャッターは切ったもののほとんどがまともな映像になっておらず、没。以下はその中の比較的マシなものの数枚です。その場の雰囲気だけはお分かりいただけると思う。

そして肝心のこのランデブーの結果だが、残念ながら不調に終わったようだ。2頭そろって空中高く舞い上がった後あっという間に別れて、メスは地上近くのアラカシの葉にとまって、しばらくじっとしていた。よほど気に入らぬ相手だったのか、それとも振られたのか? それが冒頭の写真です。

(Henk)

参考 蝶図鑑 アオスジアゲハ

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