彼らも越冬明け
テングチョウ以外にも越冬明けの連中がいた。キタテハとヒメアカタテハだ。それぞれ何頭かずついたようだが、激しく飛び回るので一体何頭いたのか分からなかったが、しばらく追いかけてみた。
キタテハ
今日出会ったキタテハはもっぱら日光浴。花といってもあたりにはオオイヌフグリとタンポポくらいしか咲いていないが、キタテハはヒメアカタテハとは違い、一向に花には止まらない。味気の無い写真になってしまう。
ヒメアカタテハ
一方ヒメアカタテハは飛んでは頻繁に地面に下り、大きな体でオオイヌフグリの小さな花に乗るような恰好で蜜を必死に吸っている。地面を這いながら近くにある花へと乗り替えてゆく。面白いのでかなり近づいてみたが、人間など全く眼中にないようで一心不乱に吸蜜を続ける。長い越冬のあいだ絶食していてよほど腹が減っていたのだろうか。それはキタテハとて同じであろうに、なぜこうも違うのだろう。
(Henk)