蝶のディテール スミナガシ

蝶の羽には全体としての美しさの他に、鱗粉の配列が織りなす模様と色彩の中心となるディテールがあります。私たちを惹きつけてやまない蝶(及び番外)の魅力をシリーズでデザインのディテールから迫ってみました。

近くで見ると濃い青緑の眼と赤い口吻が目に飛び込んできます。ハイム周辺にはいませんが、5月~8月にかけて高尾山では時折登山道で吸水したり、頂上でオスがテリトリーを張っているのが見られます。ミドリシジミ類のテリトリーに比べると流石はタテハチョウだけあって自らのテリトリーに侵入した他の蝶を追い出す姿は格段に迫力があります。なんとも粋な名前がついていますが、表よりは裏の方が「墨流し」の雰囲気がよくでています。

mats 参考 蝶百科図鑑 スミナガシ

高尾山山頂でテリトリーを張るオス(8月中旬)と、墨流し模様の羽の裏(5月中旬、奥多摩)

 

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