< 緊急報告 > 2頭とも無事だった!

昨年末からハイムのアラカシの生垣で越冬していた2頭のメスのムラサキシジミが、先月後半に2頭とも行方不明になっていた。寒さと強風のためどこかに吹き飛ばされて死んでしまったかとも思っていた。その反面、以前の居場所からはいなくなってしまったが案外図太く生きているのではないかと諦めきれてはいなかった。
そして、昨日そのうちの1頭が見つかった!
冒頭の写真は今日(2月14日)撮ったものだが、枯れて軽くカールしたアラカシの葉の舟に納まる形で吹き付ける風に堪えていた。それならばということで、期待しながら生垣に残る枯れ葉を重点的にあたり、もう1頭がいないか探し直してみたところ、なんともう1頭も無事にいるのが確認できた。この1頭もやはり枯れた葉の隙間を上手く利用して触角をピタリとそろえてジッと止まっていた。彼らは翅裏の保護色をうまく生かして落ちてしまわない枯れ葉を選んで越冬の塒としているようだ。ほんとうに枯れ葉に止まっているとなかなか見分けがつかないことがある。

彼らは逞しい。柔な人間の心配をよそに、寒風・氷雨・雪にも負けずしっかりと生き抜いていた。春はもうそこまで来ている。先日の寒波・雪も乗り越え、この冬はほぼ乗り切ったも同然だ。アラカシの冬芽もだんだん大きくなっていて、卵を産める日もそう遠くはない。我々もそれが待ち遠しい。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ムラサキシジミ

「行方不明になった・・・」

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