ギンイチとミヤチャ

「ギンイチ」と「ミヤチャ」と略して呼ぶことが多いギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリです。春に多摩川にも表れて、今月あたりからその次の世代がチラホラ姿を見せるようになっています。
多摩川土手は6月末から土手の茂った草の刈り取り作業が進められ、彼らが卵を産み幼虫が育って蛹になっていたかもしれないところも一斉に刈り取られたので一部は被害にあったことでしょう。今日(7月7日)その土手を下りてアシが茂る広い河川敷を歩いてギンイチとミヤチャを探してみました。

ギンイチはかなり広い範囲のアシ原で10頭近く、春よりもたくさん見ることができました。しかし、ギンイチはいつもそうですが、どれも背丈ほどに茂ったアシの茂みの中を力なくヒョロヒョロと、しかし巧妙にすり抜け全く止まることなく飛び続けます。カメラ片手に必死に追いかけてもどんどん奥へ奥へと逃げ込むばかりで、ついには全て見失いました。あまりにも止まらないので飛んでいるところを闇雲に撮った証拠写真が冒頭の一枚ですが、どこに写っているでしょう(笑)。2枚目が、その拡大した所ですが、お分かりいただけたでしょうか、薄茶色の蛾のように見えるのがギンイチです。

一方、ミヤチャは、ギンイチとは違い、イチモンジセセリなどのように速いスピードで直線的な飛び方をするのですが、結構草にも止まってくれるので接近して撮ることができます。この個体は羽化してから少し時間が経過しているように見えます。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ギンイチモンジセセリ  ミヤマチャバネセセリ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Optionally add an image (JPEG only)