キアシドクガを見ないが・・・

冒頭の写真は生田緑地のクマノミズキの現在の写真だ。今年は葉を青々と茂らせ枝にはもう白い花をたくさん咲かせているが、例年だとこうは行かなかったろう。というのも、クマノミズキの新芽が伸び始める頃に決まってキアシドクガという蛾の毛虫が発生し、葉という葉をを喰い荒らし、ついには大木を丸坊主にしてしまうのだ。2枚目の写真が一昨年の丸坊主になったばかりの写真だ、何という惨状か。クマノミズキも負けじと再び芽を出すのだが、花が咲くのはずっと後のことになる。

しかし、今年は昨年に続いて、いや昨年以上にキアシドクガの発生は極めて少なかったようだ。少なくとも筆者自身は今年は全くお目にかからなかった。木にとっては幸運という以外にない。白い成虫ばかりでなく、例年だと4月中頃からあたりかまわず這いまわる幼虫も全く見なかった。何かキアシドクガに異変があったのだろうか。これまでは、キアシドクガが飛び始めると、そろそろミドリシジミの時期が近いと思っていたのだが、今年はそれもなかった。だからという訳ではないが、生田緑地でミドリシジミも見ていない。下の写真は昨年ようやく巡りあった数少ないキアシドクガの成虫だ。

(Henk)

 

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