オオムラサキ、手乗りに挑戦
試しに、国蝶のオオムラサキの手乗りに挑戦してみました。
手乗りさせる方法? まず第一段階、驚かさぬようそっと指を近づけてみる。警戒心は強いので最初はビクッと緊張するようですが、ミネラルを舐めるのに懸命なあまり、そのうちに近づいた指をあまり気にしなくなる。その次の段階では、触れるか触れないくらいに徐々に指を脚に近づけていき、まずはチョウ自身が一本の脚を指に乗せるのを待つ。最後の段階では最低3本の脚が指に乗らない前に手を動かしてはいけない。これは急にやると慌てて逃げてしまうので慎重に。写真で見るように、実はタテハ類は前脚が退化していて4本脚に見える。その4本のうちの3本が指に乗りきらないうちに持ち上げようとするとチョウがバランスを崩し後ろに傾き、驚いて逃げてしまう。最低3本の脚が乗るまでじっと息をつめて待つことになります。何度も失敗し、また何度も繰り返した結果、ようやく完全に手乗りしたオオムラサキを持ち上げることが出来ました。こんどは私の手の上で、さかんに指を舐めています。ほんの数十秒でしょうが、ずいぶん長い間手に乗っていた感じがしました。
手乗りに成功した感想? ずしりと重かった。
(Henk)
参考 蝶図鑑 オオムラサキ