あっ、クロコノマチョウだ!

10月20日、この日はトランセクト調査にはうってつけの好天、雲一つなく晴れて、それまでのぐずついた天気が嘘のようだった。そして大発見があった。多摩川で初めてクロコノマチョウに出会った。

約1.5kmのコースをいつものように1時間ちょっとかけてチョウを数えながら歩く。今年はなぜか堤防の内側の斜面から下までは国による9月中の草刈りがされずに、草ボウボウのままだ。茂ったクズやアレチウリの蔓に足を取られながら、チョウを目で追い一つ一つ記入していく。コースの途中で大発見があった。足を進めた瞬間、足元から大型のチョウが急に飛び立った。一瞬で分かった、これはクロコノマチョウの動きそのものだ。多摩川にもいたのだ。低く飛び場所を変えて再び舞い降りた時撮った写真だ。さらに角度を変えて撮ろうとしたが結局逃げられてしまい、この角度の写真しか撮れなかったが、羽化したてのメスのようだ。

この日の結果は、20種、307頭。イチモンジセセリとキタテハが圧倒的に多かったものの、総数307頭は最盛期の状況とほぼ同じといえる。

(Henk)

参考 蝶図鑑 クロコノマチョウ

 

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