コムラサキの産卵?

最近の大雨で多摩川の水量が増え、春先にコムラサキの越冬幼虫がいたヤナギの根元には大きな水溜まりが出来ていた。そして、根元から3mくらいの高さにまで草やゴミなどが引っかかっている。水位がそこまで上がっていたという証拠だ。当然河川敷に生えていた草は川下方向に全てなぎ倒され泥を被っていて、小さな流れが幾筋もできている。この日は、長靴を履いて出かけていたので、ヤナギの所まで近づくことができたが、長靴なしではこの写真は撮れなかったろう。

ヤナギの近くでしばらくいると、どこかからコムラサキが現れた。そして、茂った葉の間を行ったり来たりしている。どうやら産卵場所を探しているようにも見えた。カメラを構えるが、葉陰に入り産卵する様子までは撮ることができない。数分するとまたどこかへ消えてしまった。それでも粘っていると、また帰って来て同じような行動をしている。その途中で数回シャッターを切ったのが冒頭の写真。この他にも、かなり翅が傷ついてしまったものもいて、こちらはどうやら樹液を吸っている様子、逆光でその翅の傷みがよく分かる。結局この日は2頭いたようだ。

(Henk)

参考 蝶図鑑 コムラサキ

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