気になるもの2つが繋がった(閲覧注意)
昨年、初めて見て気になるものがいくつかあったが、その中の二つのものがある日突然繋がった。
その二つのものとは、黒地に黄と赤の斑点のある不気味な感じの芋虫とブドウのようなきれいな紫色の実をつける植物。
多摩川河川敷の草むらで初めて2日続けてこの幼虫を見つけた時には、その毒々しさがあまりに印象が強烈でその場ですぐ写真に撮り名前を調べ、ヒメエグリバという蛾の幼虫であることと、アオツヅラフジというこれまた見たこともない植物を食草にしていることだけはわかった。しかし、その時はただそれだけで終わっていて、アオツヅラフジそのものは見たことがなかった。そして約2か月後、偶然きれいなブドウのような丸い実を高尾山と多摩川河畔で見た時も妙に気になり調べたところ、それがアオツヅラフジの実であることが分かった。「アオツヅラフジ?どこか覚えがある名前だ。」、アオツヅラフジならヒメエグリバが食草にしているということを思い出し、随分まどろっこしい話だがようやくそこで二つがつながったというわけだ。なるほど、ヒメエグリバの写真で幼虫が食べているのはアオツヅラフジの葉のようだ。しかし、まだ肝心のヒメエグリバの成虫については、実物を見たこともないし全く知識がない。すべてが完全につながるには、もう少し時間がかかるようだ。
ヒメエグリバ幼虫(いずれも多摩川だが場所は何キロも離れている)
アオツヅラフジ(高尾山)
アオツヅラフジ(多摩川)
(Henk)