待ち人来たらず
つい昨日のことだが、この日はついに「待ち人来たらず」であった。
といっても、最初から待つつもりで出かけたわけでもなかった。天気もいいし、ウツギの花も多分満開だろうから花だけでも見ておくかと、出かけたのだった。確かに花は既に満開、今年の開花はやはり早い。後1週間持つかどうかの状態に見えた。
そのまわりに既に10人ほどの人だかり。そのうちの一人に尋ねると「昨日、出たそうです。」との返事。出たというのは、言わずと知れたアオバセセリである。そのうちの二人だけが昨日みごと写真を撮っておられたようだ。それを聞いた以上、筆者もそのまま帰るわけにいかなくなった。そして、2時間半待ちに待ったが、結局昼をまわり待ち人はついに現れることはなかった。明日以降、天気がいい限りいやでもリベンジが始まる。
アオバセセリの代わりに:以下、上から順に、コチャバネセセリ・アオスジアゲハ・ツマキチョウ。冒頭はヒメウラナミジャノメ。
今日は皆アオバセセリを待つ間手持無沙汰でアオバセセリ以外のものを撮っていた。先日ギフチョウを待っている時と同じ状況がここでも見られた。
冒頭の1枚は、本来アオバセセリが止まってくれれば最高だったのだが、代わりにヒメウラナミジャノメとなってしまった。しかし、この絵も珍しいと言えば珍しい部類だろう。
(Henk)
参考 蝶図鑑 アオバセセリ コチャバネセセリ アオスジアゲハ ヒメウラナミジャノメ ツマキチョウ