一時的なオアシス 13(閲覧注意)

ハイムのこの一時的なオアシスではクロアゲハ・カラスアゲハ・ナミアゲハ・ジャコウアゲハなど何種類かのチョウの幼虫が育っていました。その中で、今日はキハダで成長していたアゲハ(ナミアゲハ)の幼虫をご紹介します。因みに、このキハダの持ち主はmatsさんです。

鳥の糞のような幼虫を見つけたその翌日の朝には終齢の緑色の姿に変わっていました。通常であれば、この幼虫はサンショウもミカンなども葉の部分を順番に食べていくので、木には喰い痕のある葉が見られるものですが、このキハダにはそれが見当たりません。不思議に思ってみていると、この幼虫は複葉の先端まで行くと、先端の葉の根元を噛み切ってその葉を落としてしまって、まだ柔らかいその葉軸(ようじく。小さい葉がついている中心軸)自体を先からボリボリと食べ進んでいくのです。てっきりミカンの葉の時のように葉の部分を食べると思って見ていただけに、葉には見向きもせず葉軸を喜んで食べているところはとても新鮮に感じました。道理で、喰い痕のある葉はなかったはずです。そして、この写真もよくよく見ると、途中で断ち切られたような葉軸がいくつか見られます。

6月19日、幼虫は食餌のため先端へ。

以下はその直後の動画から切り出したもの。

 

そして、終齢になってからわずか1週間で前蛹に。この幼虫はこのキハダから移動せず、少し窮屈な態勢ですがそのままここで蛹になるつもりのようです。観察する側からすれば、あちこち探し回らなくて済むので大いに助かります。

そして、早くも翌24日の朝には蛹になっていました。前蛹から蛹への変化が僅か1日とは、最低でも4-5日くらいはかかるジャコウアゲハに比べると格段に速い。この分だと羽化までもはやいだろう。

(Henk)

参考 蝶図鑑 アゲハ

 

一時的なオアシス 13(閲覧注意)” に対して3件のコメントがあります。

  1. あさぎ より:

     こんにちは。キハダの食べ方面白いですね。他の記事も分かりやすくて大変興味深いです。
     私は多摩区で子どもを連れて蝶の観察等をしています。自分なりに蝶が沢山いる場所を見つけました。「鬼滅の刃」でも登場したアサギマダラが見たくてベランダにヒヨドリバナを植えています。種が沢山あったので近所に配ったりしています。

  2. Henk より:

    あさぎさん
    このサイトをご覧頂き、有難うございます。
    私たちは特別に珍しいチョウを追いかけているわけではなく、日常我々の身近にいるチョウをこの近所で観察しています(たまに、少し遠出をすることもありますが)。最近チョウを見なくなったと思っておられる大人たちや小さい子供たちにも、眼を凝らせば意外と近所にもまだこんなにたくさんのチョウがいるのだということに是非気付いて欲しいと思っているからです。
    「蝶屋敷」でたくさんのアサギマダラが飛んでいるような光景を、見たいものです。私もアサギマダラが大好きで、高尾山にはよく行きます。
    今住んでいる中野島近辺では殆ど見ませんが、昨年はすぐ裏の多摩川で初めて見て大感激、記事にも書きました。それは移動のルートから外れて飛んできたものだと思いますが、あさぎさんのように彼らが好きなヒヨドリバナをたくさん植えると、いつか彼らのルートになるかもしれません、そうなるといいですね。

  3. mats より:

    キハダの持主の mats です。
    お恥ずかしいですが、2齢幼虫くらいまではいるのを確認していましたが一つだけで、その後、いなくなった(と思った)ので、鳥にやられたか? とその後見てもいませんでした。

    今日しっかりと枝で蛹化している姿を確認しました。もう少し注意して探さねばと反省することしきりです。詳細な写真ありがとうございました。

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