トンボ採りちょうちょ
子供の頃、トンボを捕まえる方法として、ちょうちょを餌にする方法がありました。まず、ちょうちょを捕まえて、それを生きたまま茎の細長い草でゆるく縛りつけます。それをトンボの近くにかざすと、その蝶を捕まえようとして寄ってくるのです。
成功率はかなり高く、トンボをたくさん取った思い出がります。餌にするちょうちょは茶色で、葉に留まっているところを後ろからそっと近寄って親指と人差し指で簡単にとれました。
あのちょうちょは何という名前のちょうちょだったのでしょう?図鑑で見ると、茶色いセセリチョウの一種でしょうか?
素蝶(シロウチョ)
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そんなトンボの捕まえ方があるとは知りませんでしたが、おそらくイチモンジセセリでしょう。ただ、かなり素早いタイプなので普段はトンボには無理な相手かと・・それを指二本で捕まえるとはすごい!
(mats)
茶色で翅を閉じてとまる蝶々はいくつもいますが、やはりトンボのエサになりそうなのはMatsさんの言われるとおりイチモンジセセリあたりだと思います。
そのトンボの採り方にも驚きですが、素手でエサになるチョウを指二本で捕まえるとは、剣豪宮本武蔵も顔負け。ただ、彼は箸二本を使って飛んでいるハエを捕まえたといいますから、それはもう神業ですね。
(Henk)
紀伊半島南部・熊野地方出身者です。
熊野の子の多くは、この遊びをしましたよ。よほど面白かったんでしょうね。
セセリチョウ(と思われる)は、何かに止まっているところを捕まえます。
今、思うと捕まえることよりも、草でほどよく縛ったことに感心します。
逃げられもせず、尻尾をちょん切ることもなく。
(C坊)
C坊さん、援護射撃をありがとう。
私の投稿に返信していただいた二人の「蝶博士」は、プロでもないのに、ほんとうにチョウのことなら何でも知っている方々です。
実は、この図鑑は、このお二人にまったくの素人の私が加わり3人で作り上げたものです。子供の頃の日常の遊びを思い出して、きっと懐かしんでくれると期待して投稿したのですが、そんな遊びは知らないと言うんです。一人蚊帳の外で寂しい思いをしていたところ、C坊さんの登場で、ほっとしています。
素蝶)(シロウチョ)
わたしもやりました。 茶色の小さな蝶々で、そこらへんにたくさん飛んでいました。でもトンボを捕まえられた覚えはないんです。 今の自分を考えると、草の茎で小さな蝶々を縛るのは、無理やろなぁと思うんです。
(ナクルノママ)
ナクルのママさん、遠く滋賀からの投稿、深謝、感激です!
たしかに、チョウのおなかの柔らかい部分に、草の茎を強過ぎず、でも逃げられないように程よく縛るのは至難の業だったかもしれませんが、うまくやったもんです。器用でしたね。まあ、山で竹を切ってきて、杉鉄砲や楠鉄砲を作って遊んだ時代ですから、みんな器用でしたよ。
素蝶(シロウチョ)
皆さん、投稿有難うございます。
私はHenk。これからこの図鑑の記事を書いていきます。
素蝶さんからこの面白い話を聞きました。初めて聞く話だったので、ネットでも調べたところ、高知の宿毛の人が同じ遊びを書いておられました。宿毛では、この蝶を「チンチロリン」というそうで、捕まえて首のところをそっと糸で縛り、使うそうです。
私は讃岐生まれで、子どもの頃は虫で遊んでいましたが、同じ四国でもこの遊びはしたことがありません。
ここ多摩川は意外とトンボが少ないので、イチモンジセセリでうまく釣れるかどうか、この夏にでも試してみましょう。
(Henk)