Henkさん、「ウマノスズクサ」の記事を書いてくださってありがとうございます。ジャコウアゲハの幼虫を家で育てていて、好む葉っぱであるウマノスズクサをわざわざ採りに行っておられるとは凄い話ですね。このことだけでも、ある種の蝶が好むそれぞれの葉っぱが違うという自然の不思議を知ることができます。

他の蝶はどんな葉っぱを好むのでしょうか。少し調べてみました。

アオスジアゲハは、クスノキに飛んでいき、柔らかな若葉に卵を産みつけます。あの衣類の防虫剤「樟脳」はクスノキから作られます。クスノキは、虫が嫌がる成分を蓄えたり、葉が大きくなるにつれ葉を堅くしたりして虫に食べられないようにしていますが、アオスジアゲハだけは食べても大丈夫なのです。

アオバセセリは「アワブキ」、トラフシジミは「ウツギ」や「フジ」、サトキマダラヒカゲは「ササ(タケ)のなかま」、コミスジは「クズ」や「フジ」などそれぞれに決まった葉っぱに卵を産みつけます。

ウスバシロウチョウの食草「ムラサキケマン」は、夏になると地上から姿を消してしまうので、食草近くの枯れ枝に卵を産みつけます。翌年の早春、卵から孵化した幼虫は、近くで芽生えたムラサキケマンを食べます。この事実などは、何とか子孫を残そうと少しでもチャンスがあればと懸命に努力する姿が感じられて感慨深いものがあります。

あんな小さな蝶の生態の一部にこのような生きざま、”生のなりわい” があると思うと、人間の力などはるかに及ばない大自然の力、不思議さが脅威にさえ感じます。

(八咫烏)

 

 

 

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