残念なキベリタテハ
某日のこと、相棒のmatsさんとこの付近では見られないキベリタテハを見に出かけました。昨年、キベリタテハと偶然(?)出会えたダケカンバが一本だけあるポイントに行ってみましたが、今年は影も形もなし。ただ、途中でそれ「らしき」チョウがと高く飛び上がるのを一瞬見ただけでした。その後もしばらく未練がましくあたりをうろうろ。そして、そのダケカンバの幹を恨めしそうに見ていたその時、まさか?というものを発見したのです。
それはツマグロヒョウモンやヒオドシチョウの蛹に非常によく似た形の、金色に光るトゲトゲが付いたチョウの蛹です。ダケカンバの剥がれかけた樹皮にへばりつくように逆さまにぶら下がっているのです。これまで、キベリタテハの蛹については考えたこともなく、また当然見たこともないので、その目の前にある蛹がキベリタテハのものかどうかすぐには分かりませんでした。しかし、ダケカンバについているのであればそれを食樹とするキベリタテハの可能性は大。すぐさまスマホでチェック。そして、これが確かにキベリタテハのものであることが確認できました。
しかし、残念なことにその蛹はよく見ると既に死んでいて、寄生蜂か何かに寄生されていたのか蛹の体内は完全に食い尽くされ空っぽになっていました。その幹にはこれと同じように寄生され死んだ蛹の殻だけがいくつもぶら下がっているのが見られました。無事蛹になれたと思った段階でも決して安心できない。幼虫時代に体内に卵を産み付けられていた寄生バチのエサになってしまったのでした。これこそ、残念。
この写真は昨年のキベリタテハです。
(Henk)
キベリタテハってどんな蝶だっけ・・・蛹だけ?と思って拝見していましたら、最後におおっ!すばらしい画面いっぱいの蝶の姿。
この蝶の記憶はありました。珍しいきれいな蝶として。でも珍しすぎて名前までは・・・
有難うございました!
Sophiaさん
ほんとに今年は残念な結果でした。
また来年トライしてみます。