テングチョウの産卵

どう見ても産卵しているような2頭のテングチョウに出会いました。しかし、これは全くの偶然でした。そのテングチョウがいたのは、先日ヒオドシチョウの幼虫がたくさん脱皮した抜け殻を残していたエノキだったのです。ヒオドシチョウがその後あたりに分散して、もしかすると蛹が見つかるのではと期待してエノキの周辺を探していた時、テングチョウが目まぐるしくそのエノキの周りを飛び続けるのに気付きました。ヒオドシチョウによって葉がすっかりなくなっていた枝の新芽が出始めているところにしきりに止まるので、見ると腹を曲げていわゆる産卵ポーズです。普通なら一度逃げるとなかなか戻ってこないのですが、この時ばかりは一度飛び立ってもすぐ戻って来て新芽の所に止まり直します。枝先なので卵まで確認はできませんでしたが、2頭が、交替に卵を産み付けていたようです。

(Henk)

参考 蝶図鑑 テングチョウ

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