見っけ! キベリタテハも花で吸蜜

入笠山登山(?)は年中行事になってしまった。登山と言っても山麓から中腹までゴンドラで一気に700m近く登ってしまう。しかし、頂上は目指さない。途中の花畑・湿原でチョウを狙うのが主な目的だ。この時期はアサギマダラ・クジャクチョウなどたくさんのチョウに出会えるのだが、この日はなぜか出会うチョウの種類も数も少なかった。今回もあるスポットでキベリタテハを狙う予定だったが、そこには影も形もない。ダケカンバの幹にも蛹の跡もない。

不完全燃焼気味で仕方なく花畑に戻り、再びアサギマダラやクジャクチョウを狙うことにした。午後山を降りる間際になって、何気なくクジャクチョウを追っていて、視界の片隅にチラリと何かが見えた気がした。もう一度落ち着いて辺りを見て、「キベリタテハ、見っけ!」。なんと、花には来ないと言われているキベリタテハだが、マツムシソウで吸蜜しているではないか!こんな光景は滅多に見られるものではない。樹液や獣糞だけではなく、ちゃんと花にも来て、クジャクチョウのようにマツムシソウで吸蜜しているのだ。しかし、なかなかキベリタテハだけが撮れる角度が見つからず、周りをぐるぐる回りやっと撮ったのが冒頭の写真。この一枚で、この日が最良の一日に変わった。

次の写真は、発見したすぐの草に邪魔されている1枚。

(Henk)

 

 

見っけ! キベリタテハも花で吸蜜” に対して2件のコメントがあります。

  1. モク より:

    入笠山は何度も行かれているのですね。
    キベリタテハの周りを回るHenkさんを想像してニヤニヤしてます(失礼)
    大成果おめでとうございます。

  2. Henk より:

    モクさん
    モクさんの想像力はすばらしい! 実はご想像のとおりでした(笑)。
    見つけたものの、何時その場を飛び立たれるかとヤキモキしながら、あちこちといいアングルを探していました。この時は「花で吸蜜もするという証拠写真」に是非ともしなければという思いでした。公開されているキベリタテハの写真の背景は殆どが地面とか味気の無いものばかりなので、マツムシソウとのコラボは珍しい。

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