一時的なオアシス 24

この日は朝早く出かける用事があった。その前に、前日の台風の影響もあろうと蛹の様子を見に行って、腐ったように黒ずんでしまった蛹を見て、またしても寄生され死んでしまったかとガッカリ。取りあえず、写真だけ撮ったのが冒頭の写真だ。金色だったトゲトゲが緑っぽく輝いていたのが印象的だった。

死んだのなら仕方ないと諦めてはいたが、翌日念のため見に行って、またもや予想を完全に外されることになった。前日あのように黒ずんではいたが、それはちゃんと生きていたようなのだ。その証拠に、目の前に綺麗な薄い蛹の抜け殻がぶら下がっているではないか!この一日の間に何と羽化して飛び立っていたのだった。「生きていたとは、お釈迦様でも・・・」、昔の歌の文句じゃないが、全くの予想外であった。その抜け殻の写真がこれだ。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ツマグロヒョウモン

一時的なオアシス 24” に対して2件のコメントがあります。

  1. sophia より:

    ガッカリしたり喜んだり・・・幼虫のお世話をされているのを拝見すると、たかがニョロニョロ虫であっても、生命の尊さを感ぜずにはいられません。

    Henkさんがガッカリしているとき、思いもかけずに狂喜(文面から伝わります)しているとき、あまり好きではないニョロニョロ虫ではあっても、私も一緒にガッカリしたり喜んだりしているのに気付きます。

    指に止まってあいさつしてからの飛び立ちでなくても、生きていてくれたというだけでうれしい。
    私までうれしくなって、新しい蝶の門出に拍手を送ってしまいました。

  2. Henk より:

    Sophiaさん
    いつも応援をして頂いて有難うございます。
    屋外の(放任)飼育では当然のことですが、途中でどうしても「行方不明」がたくさん起こります。今年の早い時期に何匹かいたジャコウアゲハの幼虫も食草を離れていくつか行方不明になっていました。その一つと思われる蛹の抜け殻が今日思わぬ場所で見つかり、無事羽化してたんだと、ほっとしたところです。たくさんの植木鉢を置く鉄パイプを組んだ台の、そのパイプの狭い間です。選りによってなぜこんな妙なところに入りこんで蛹になったのか?思わず苦笑してしまいます。

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