手強い野草 調査ルート

チョウはたくさんいる。しかし、ここは多摩川土手沿いのトランセクト調査ルートの中で一番厳しい区域なのだ。冬場や春先には楽々歩けるのだが、5月に入った途端いろいろな野草が我が物顔に蔓延り始める。昨年も随分苦労して歩いたところだ。ということで、今年は小さな鎌を買った。まさか電動草刈り機を買う訳にも行かず、鎌で少しずつ草を切り払うつもりで、この日試してみた。しかし、草は思ったより手強く、鎌を振る手だけが疲れた。この分だとチョウの調査よりも草刈りに力を入れなければならなくなりそうだ(笑)。クズは四方から太い蔓を伸ばし手当たり次第に絡み付き、さらにイタドリ・オギ・ススキの類が既に胸の高さを越えて行く手を阻む。春先には見えていた道も今は完全に消滅している。昨年はそんな草の海(あるいは草の壁とでも言おうか)を漕いで進み、何度も転びながらチョウをカウントした。今年は鎌で切り払いながら進む予定なのだが、果たしてそううまくいくだろうか。
多摩川は1級河川なので、6月と9月には管轄する国土交通省が土手の内側の斜面だけは草刈りをしてくれるが、残念ながら筆者らが歩くところは少し対象から外れている。これから梅雨・真夏と厳しい時期が待っている。

(Henk)

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