モンシロチョウの飼育(卵から蛹まで)
思えばもう半世紀以上前のことになるが、近所のキャベツや菜種などを植えている畑で青虫を何匹も捕まえてきては蝶々にして遊んだものだ。昔は今よりもたくさんのモンシロチョウが飛んでいました。この春、多摩川の河川敷でモンシロチョウの卵を採集してきて、ひさしぶりに飼育をしてみた。
モンシロチョウの卵は1ミリほどの紡錘形をした小さいものだが、アブラナ科植物の葉裏に1個ずつバラバラと産み付けられる。ということで、多摩川河川敷のノラボウのあちこちの葉を裏返して探し、この日(4月5日)3個の卵を持ち帰った。それから飼育が始まったが、いずれもエサは河原にはふんだんにあるので、安心して飼育できる。
採集したモンシロチョウの卵は産み付けられてから既に数日経っていたようで、7日には早くも孵化し、後は順調に成長していった。最初は3個の卵を持ち帰ったと思ったが、気が付くと幼虫は4つもいるではないか。採ってきた葉っぱについていた卵を1つ見落としていたらしい。そして、4月23日には一番早いものが蛹になり、その他もそれに続き、29日現在4つすべて蛹となり羽化を待っている。
なお、同時進行で始めていたツマキチョウの飼育については別途書く予定です。
モンシロチョウの卵(採集した日)
幼虫 1齢
幼虫 最終齢
前蛹(蛹になる前の状態)
蛹
(Henk)
参考 蝶図鑑 モンシロチョウ