奇妙な(?)カップル

このところモンキチョウの登場が続きますが、今日はちょっと変わったカップルをご紹介します。
まずはこの写真をよくご覧ください。

チョウによって雌雄で翅の色が異なるのはよくあることです。翅の色が雌雄で違っていれば区別が簡単で、早く飛んでいても見ただけで雌雄がすぐに見分けられます。モンキチョウの場合、普通は黄色はオス、それに比べ白っぽく見えるのがメスということになっています。ですから、その色だけをみれば雌雄はすぐに分かります。しかし、一つ例外があるのです。黄色いモンキチョウが飛んでいるので、オスだと思うと、中にはそうではないものも混じっているのです。オスの黄色と区別がつかないくらい黄色のメスがいるのです。どれくらいの比率でいるのかは筆者は知見はありませんが、そんな黄色のメスがいることは話として聞いて知ってはいましたが、これまでに一度も現物を見たことはありませんでした。

しかし、幸運(?)にもそんな黄色のメスを、先日初めて見る機会に恵まれたのです。というのも、「黄色同士のカップル」を多摩川土手で見つけたからです。その時、「あっ、これが黄色いメスだ。」と慌ててシャッターを切りました。それが冒頭の写真です。

ただ、どちらかが黄色いメスであることは分かりますが、この写真をその後何度見ても、残念ながらそれがどちらなのかは全く分かりません。敢えて言うとすれば一般的に体が大きく見えるのがメスではなかろうか?ということくらいです。黄色のオスと白いメスのカップルについては先日ご紹介したばかりでしたね。一度比べてご覧ください。

(Henk)

参考 蝶図鑑 モンキチョウ

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