帰ってきた!多摩川のツマキチョウ

一昨年の10月の台風19号により、多摩川はスーパー堤防を超えそうなほどの大増水のため河川敷の様相は一変してしまった。それまで繁茂していた植物もかなり変わり、そして、それまで見られていたツマキチョウは昨年は一度も姿を見ることはできなかった。また、ギンイチモンジセセリも昨年はmats氏が一度カメラに収めただけだった。か弱いチョウの生息域がこの大増水で一挙に破壊されてしまったようだ。卵・幼虫・蛹などはあえなく被害にあったのではなかろうか。自然の力はやはり恐ろしい。果たして、再び見ることが出来るのかずっと心配していた。

しかし、3月23日河口から25km地点近くの右岸堤防の藪を少し力なく飛んでいる白いチョウを見た時、もしやと思った。これはモンシロチョウの飛び方ではない。すぐ追いかけたが、手近なところには止まらず、しばらくしてまだ葉っぱの無い木の梢に止まった。はやる気持ちを抑えてシャッターを切った。私のカメラでは少し遠く、また入り組んだ梢に邪魔されてあまりいい写りではないが、明らかに昨年は姿を見せなかったツマキチョウ(オス)を撮ることができた。とりあえず2頭の証拠写真を撮った。さらに、鮮明な写真をと追いかけたが結局この日はこの写真だけ。これから、しばらく追いかけて見ようと思う。

ともかく、多摩川に再びツマキチョウが帰ってきたのだ!

(Henk)

参考 蝶図鑑 ツマキチョウ

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