紙吹雪の片隅で ウラゴマダラシジミ

いよいよ蝶好きにとっては胸がときめくシーズンの到来です。一昨日の相棒Henk氏の記事にもあるようにキアシドクガの紙吹雪のような乱舞が幕開け、今日はアカシジミに続くウラゴマダラシジミの登場です。 mats

少し足を伸ばして「新治市民の森」(横浜市緑区)の様子を見てきました。咋秋、ミドリシジミがいるというハンノキ林を偵察に行って以来でしたが「里山」( 集落 、 人里 に隣接した結果、 人間 の影響を受けた 生態系 が存在する 山 :ウィキペディア)がよく保たれているところです。とにかく凄いのはキアシドクガの紙吹雪のような乱舞・・・5月も下旬、ハンノキ林の雰囲気もいいのですが残念ながらミドリシジミはまだ発生していないようで、紙吹雪の中、色々な鳥の鳴き声がむなしく響きます(動画)。それで周囲を散策すると・・・いました、羽化したてのウラゴマダラシジミ、いわゆる「ゼフィルス」(西風の精)のひとつです。ただ、他のミドリシジミたちと違い、なかなか羽を開いて見せてくれないうらみがあり、開くと美しいのでこれは残念。飛んだら表も見えるので根比べで随分頑張りましたが全く動かず・・・しびれを切らせて、ちょっと枝を揺すって飛んだところを撮ってやろう・・と試みましたが揺すった途端に私より格段に素早く、視界から消え去りました。羽の表はなかなか撮れないのですが、図鑑に使用している写真(随分昔に半開きを長野県南佐久郡で撮影、7月下旬)を紹介します。参考 蝶百科図鑑 ウラゴマダラシジミ

上記の「紙吹雪の中、色々な鳥の鳴き声がむなしく響きます」は動画をどうぞ。キアシドクガの乱舞の冒頭で「キョッキョキョキョキョ」(「特許許可局」という説もありますが・・・)と2回鳴いているのはホトトギス、ずっと「ピーチクパーチク」やっているのは悪名高きガビチョウ(特定外来生物に指定され侵略的外来種ワースト100に入選し、生田緑地、高尾山をも相当侵略している)、それにカラスまで混じっています。

 

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