越冬中のムラサキシジミとムラサキツバメ

MMさんから貴重な越冬中のムラサキシジミ(写真上)とムラサキツバメ(写真下)の写真を送って頂きました(いずれも撮影は昨年12月下旬)。
これらのチョウはツバキ・アオキ・マテバシイなどの常緑樹の葉裏や葉の重なった間に隠れて越冬するのですが、ムラサキシジミは常緑樹でも緑の葉ではなく茶色になった枯葉の部分にいることもよくあります。しかし、越冬場所を見つけるのはそれほど簡単ではないのです。隠れていそうなところに目星をつけて(実際は、殆ど闇雲ですが・・・)一つ一つ葉を裏から見て探すことになります。大体このように集団で何頭も固まっていることが多いのですが(たまには単独・少数もある)、このような場面にはなかなか巡り合えません。

ところで、下の写真ムラサキツバメは3頭仲良くこちらを向いているのでよく分かりますが、上のムラサキシジミは一体何頭いるでしょうか? ツバキの枯葉と紛れて見分けにくいですが、翅の向き・形・模様などから考えると、7頭いるのは確実。もしくは8~9頭いるように見えなくもありませんね。また、ムラサキシジミがわざわざ枯葉の所で越冬するのは、もしかすると発見されにくい保護色を意識して(?)いるのかもしれませんね。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ムラサキシジミ  ムラサキツバメ

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