今年最後のトランセクト調査

先日の日曜日は朝から快晴でそれほど気温は低くはなかったが、多摩川べりではやはり冷たい北風が強かった。この日が今年最後のトランセクト調査日となった。11月中旬あたりからチョウの数がぐんと減ったことは感じていたが、この日はさらに減っていた。5種類・14頭がその結果であった。今年は秋の堤防の草刈りがないのかと思っていたら、随分遅れて11月末近くにまでずれ込み、そこに残って最後までチョウに蜜を提供していたコセンダングサが最終的に刈り取られてしまった。それまで集まっていたキタテハなどもこの最後の草刈りでいよいよ行き場を失った形となったこともこの低調な数字に表れていそうに思える。ともかく、生きて成虫で越冬するキタテハなどもどこか越冬場所を探す時期になっていて、これからは見る機会は一段と減ってしまうことだろう。

この日出会った数少ないチョウの中から、ヤマトシジミとベニシジミ。これから一段と寒くなるが、いつ頃まで多摩川で彼らの姿を見られるだろうか。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ヤマトシジミ ベニシジミ

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