人工物も苦にならない

チョウの写真を撮っていると、被写体そのものは当然ですが、ついつい背景のことがそれ以上に気になることがあります。しかし、チョウの方はそんな背景のことまで考えてくれるわけではありません。地面に止まったり、どこかの看板や無粋な人工物に止まったりして、撮影者としては出来れば避けてほしい背景というのが多々あります。
今回は、ウラギンシジミが人工物を嫌わず、というより何も気にせず止まり、そのまま写真になったものです。駐輪場の自転車と網のフェンスに止まったウラギンシジミのメスです。しかも、翅は半開き。写真としてはいいものではありませんが、見ているとウラギンシジミの頓着しない心の内が理解できるような気がして(全く根拠なし!)なぜか面白くて笑いがこみ上げてきます。
「ま、いいけどね。なぜ、選りによってそんなところに止まるの?」

(Henk)

参考 蝶図鑑 ウラギンシジミ

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