いよいよ活動開始時期

連日春本番の陽気が続く。越冬していたチョウたちもそろそろ目覚め活動開始する時期となった。先日のテングチョウもそうだが、アラカシで冬を過ごしてきたムラサキシジミももう枯れ葉のねぐらは必要あるまい。

この日は早朝に1頭のメスを見つけた。おそらく昨年末から観察してきたもののうちの1頭だと思う。まだ、陰になっていたアラカシの葉に止まっていたが体の動きが鈍いようなので、手に乗せてみた。そして、太陽の光が当たる方向に向けると掌に乗ったまま大きく翅を広げる。また方向を変えると翅を畳む。方向を変えるたびに翅の開閉をする。どうも光を一番浴びやすい方向を選んで翅を開閉しているようだ。しばらく遊んだが、体が温まったのかどこかへ飛んで行った。

付近のアラカシには冬芽が成長してムラサキシジミが卵を産むための条件が整ってきている。この写真が新芽の伸び始めたアラカシだ。この柔らかい新芽に卵を産み付ける。

(Henk)

参考 蝶図鑑 ムラサキシジミ
樹木図鑑 アラカシ

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