落ちぶれた鳥屋さん

例年5月の連休の非常に短い時期だけ生田緑地にはアオバセセリがやってきます。それを狙って大勢の人たちが押し掛けますが、中には東京からわざわざ来る人もいるほどです。これらの皆さんはいつもは鳥の写真を撮っている人たち(通称、鳥屋さん)で、例外なくバズーカ砲のようなカメラを持っていますが、この時期は鳥の端境期(?)だそうで、やむなく獲物をチョウに変えているのです。この時期のチョウはアオバセセリで、その青い美しい姿をカメラに収めようとバズーカ砲を構えているのですが、誰かポツンと自嘲気味に「みんな落ちぶれてチョウを撮ってるんだな・・・。」と。思わず笑いが巻き起こります。しかし、これらの皆さん方、狙いはアオバセセリだけで、すぐそばにコチャバネセセリがいても、殆ど見向きもしません。やはり、鳥屋さんだな、と思いました。
写真はアオバセセリとコチャバネセセリのツーショットです。

(Henk)

参考 蝶図鑑 アオバセセリ  コチャバネセセリ

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