初めてのセセリの飼育(続)

今年初めてセセリチョウ2種類(チャバネセセリ・イチモンジセセリ)の飼育をやってみた。しかも、飼育箱には入れず部屋の中で。というのは、エサになるススキなどが枯れぬようにペットボトルに活けていたので、飼育箱に入らないという単純な理由からだ。エサが古くなればエサの交換は容易だが、最後の羽化の段階がなんとも締まらない結果となった。

チャバネセセリは9月末か10月初めに知らぬ間に(羽化のタイミングが分からず)羽化していて、あちこち部屋中探したが肝心のチョウがどこにも見当たらない。おそらく開け放した窓から外に出たようだ。蛹になったことが確認できれば、早めにススキを切り取って飼育箱へ移動させればよかったと悔やまれる。

イチモンジセセリの方は卵の数からすると幼虫は2-3匹いたはずだ。一度はそのうちの1匹がペットボトルに活けたススキから離れ、部屋の中を這いまわっていたのだ。5歳になる孫娘が「青虫、青虫がいる。」と、見つけ慌ててススキに止まらせるという一場面があった。最終的に巣は2つあり、しばらくエサも食べず巣に入ったままなので、羽化も近くなるので今度は早めに外に出してやろうと思っていた。しかし、これも蛹化・羽化のタイミングを完全に見誤ってしまった。またもや孫娘が夕方「何か飛んでる」と言ったのがそれだった。羽化したばかりのイチモンジセセリが電灯の近くに止まった。例の敏捷さはまだなかったので直ぐに捕まえ、翌日外に放すこととなった。そして、もう一つ残っている巣もボトルのまますぐ外に出した。
冒頭の写真は羽化直後捕まえたもの。以下は、放蝶時。気温が少し低めで、動きが緩やかですぐには逃げない。

屋外に出した一つ残った巣。中にはもうすぐ羽化する蛹がいるだろう。

ということで、今年の初挑戦は2度までも孫娘に助けられる始末で、これではとてもちゃんと飼育したとは言えない。ただ、エサを補給してやっただけに終った。来年は、もっと確実な方法を考えないと・・・。

(Henk)

参考 蝶図鑑 チャバネセセリ  イチモンジセセリ

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