ついに見つけたムネアカオオクロテントウ

今日はチョウの話題ではありません。

昨年8月、多摩川河川敷のクズの葉の上で初めて見つけた奇妙な奴(「コヤツ、何者?」を参照)。近年、台湾・東南アジアなど南方から日本に入ってきた外来種のテントウムシの前蛹だったようだが、それ以降成虫はもちろん幼虫も蛹も見る機会はなかった。それが、この日たまたまクズの葉に止まっていたアカボシゴマダラを撮っていて、気が付けばすぐ側に見たことのないテントウムシがいる(2枚目の写真)。どう見ても変形模様のナミテントウではないようだ。頭から胸の部分が濃いオレンジ色で胴体(鞘翅)は真っ黒で艶々していて珍しかったので取りあえず撮ったのが冒頭の写真。帰って調べてみて、それがまさに1年前に見た前蛹が成虫となったムネアカオオクロテントウであることが分かった。1年以上かかって話がつながった瞬間だった。黒光りするその背中には何とカメラを構えている筆者の手が写っているではないか。
以前にも書いたが、このテントウムシはクズなどの豆類を喰い荒らすマルカメムシなどの幼虫を捕食すると言われ、その意味では益虫か?しかし、どうだろうか。

(Henk)

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