アカボシゴマダラ 生田緑地

アカボシゴマダラはもう完全に生田緑地に定着しています。
上の写真は4月末にエノキのひこばえの枝で蛹になってぶら下がっていました。葉の色と殆ど同じで、よく見ないと紛れてどこにいるか分かりません。下の写真は5月に入ってクヌギに来ていたもの。黄色い口吻を伸ばして盛んに樹液を舐めています。この時期には赤の斑紋のない全体に白っぽい春型が多いのですが、これは赤の斑紋が鮮やかな夏型です。翅の白と赤の部分もこうして光に透かして見るとステンドグラスのような感じでなかなかきれいです。

(Henk)

参考 蝶図鑑 アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラ 生田緑地” に対して2件のコメントがあります。

  1. モク より:

    「ホシ」のないアカボシゴマダラは全く別種だと思っていました。
    春型はひらひらと優雅に見えますね。

  2. Henk より:

    モクさん
    この時期には赤の星がない春型と、まさに赤星のある夏型アカボシゴマダラが併存しています。全くの別種だと思うのも当然でしょうね。まるで雰囲気がちがいますから。
    今日は、そのアカボシゴマダラとゴマダラチョウのツーショットの写真をお見せいただき素晴らしいと思いました。有難うございます。そして、ゴマダラチョウが、先に来ていたアカボシゴマダラを追い払ったという話も、非常に興味深かったです。ゴマダラチョウはアカボシゴマダラに生存権を脅かされているとの「(間違った???)一般情報」が流布していますが、ゴマダラチョウの個体数減少は必ずしもアカボシゴマダラだけによるものではなさそうです。実際、アカボシゴマダラの幼虫はエノキのひこばえを生活の場とし、ゴマダラチョウの幼虫はひこばえでは見当たらず、おそらく高い場所だと思われます。つまり、エノキを上下でうまく棲み分けて利用しているのが実態だと思われますが、どうでしょう。
    Henk

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